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Friends from ICU

最近、皇室の眞子様、佳子様のニュースで少し話題になっている母校ICU。
昨日は昼間も夜も、ICU時代の友人と再会する機会に恵まれました。

高校生の頃、自宅に届く大学進学ガイドをぱらぱらと見ていたとき、直感的に”いきたい!”と初めて思った大学がICUでした。当時ICUのことは全く知らずにそのことを母に告げると『難しいと思うよ〜でも、ICU入れるなら、ちょっと学費高いけど行ってもいいわよ』と(笑)当時の私の学力や通っていた高校のレベルを考えると入れるレベルにはありませんでした。

結果的には、私自身の希望が叶い、ICUに進学することができたわけですが、この時の経験は、それまで両親の言うことが世の中的にも正しいと受け止めてきた私の考え方が変わり、両親や周りの誰かが何を言おうと、自分が”やりたい”と思ったことは実現出来るんだ、という今につながる原体験にもなりました。

卒業した今でも、ICUは大好きな大学で、進学することができて本当によかった。ICUの卒業生の中でも同じように感じている人が多いようで、以前とある週刊誌の調査でも『卒業生の満足度が高い大学』として1位を獲得したことがあります。

それでは、ICUは何がそんなに良いのか。私自身の体験も踏まえながら振り返ってみました。(あくまで私個人の見解です)

①英語を”英語で”学ぶことができる環境
ときどき『ICUは授業全部英語なんでしょ?』と聞かれることがありますが、答えはNoです。私が通っていた当時は、英語で開講されている授業と日本語で開講されている授業の割合はほぼ半々。4月入学生(日本の高校を出た人が多い)か、9月入学生(インターナショナルスクールか海外の高校を出た人が多い)かで異なりますが、必ずしも英語で開講されている授業を取らなければならないわけではありません。
一方で、4月入学生にはELP(English Language Program)が必修科目としてあり、1年生のときにはだいたい週の授業の半分、ほぼ毎日ELPのプログラムを受けることになります。ELPは英語を母語としない学生が、英語で講義を受け、学ぶことができるようになるベースを身につけるプログラム。授業内での日本語は基本的に禁止で、英語の論文の読み書きはもちろんのこと、英語でのディスカッション、プレゼンテーション、リスニングなど、大学での勉強に必要となるスキルを一通り英語でこなせるようになっているとてもよいプログラムです。
とはいえ、私は生まれも育ちも日本。留学の経験も無く、いきなりこのような環境についていくのは本当に苦労しました。宿題もたくさん出るのでそれがなかなか要領よくこなせず、今だったらもっとこのプログラムを最大限に活用できそうで、もう一度受け直したいぐらい。
残念ながら日本での英語の教育は、英語を”日本語で”習うことが多く、多くの日本人が義務教育を含めて6年前後英語を勉強しているにも関わらず使えない人が多くいます。そんな日本の中で、ICUの英語を”英語で”学ぶことができる環境はとても優れたプログラムだと私は思います。

②”クリティカル・シンキング”が体得される
ビジネスの世界でもよく出てくる”クリティカル・シンキング”。私が最初にこの言葉に出会ったのはICUのELP(前述)のプログラムでした。
英語での授業の中でいきなり”Critical Thinking”という言葉を習ったので、その言葉の意味を日本語で捉えると『批判すること?』『物事を意地悪な視点で見てみること?』という感じでよく掴めませんでした。
いろいろと分からないなりに取り組む中で見えてきた私なりの”クリティカル・シンキング”の解釈は『物事を多角的側面から捉えること』ということ。
私たち自身が普段経験すること、人から聞く話、ニュースなど、世の中にはたくさんの『事象』が起こります。世の中に『事実』はあるけど『真実』は存在しない、という表現が正しいか分かりませんが、何が『真実』かというのはその『事実』をどういう人が、どういう側面から捉えるかによって全く異なってきます。
日本の教育は受け身型のスタイルが中心のため、先生が何かを教え、生徒がそれを習う、覚える、というのがよくあるスタイル。でもICUの授業ではディスカッションが積極的に行われ、何かのトピックに対して自分はどう考えるのか、またその理由はどこからくるのか、ということを積極的に発言することを求められる場面が多々。私自身、日本の教育システムの中で育った一員として、このようなスタイルに慣れるのに最初は苦労しました。でも世界で考えたらこれはとてもごく当たり前のこと。日本のように国民全体の人種や価値観が同質的な国というのはすごくまれで、多くの国や地域が人種や宗教の違いがある環境の中で、お互いがコミュニケーションをとるためにはこのスタイルが一般的です。
私に取っては、このスタイルを得ることができたことで、社会人になって自分の意見を求められることが増えてからとても役に立っているし、様々な場面で外国人の方とコミュニケーションを取る際もこのとき得た姿勢がベースになっている気がします。

③個性豊かで自律的な仲間
ICUに入ってとても驚いたのが、とても個性的な人が多い、ということ。海外で育った帰国子女が多いことや、そもそもICUという大学を選んでくる時点でマニアックな人が多いからなのか、ひとりひとりの個、キャラクターがとても強い。何か自分の興味の有ることを勉強していたり、活動をしていたり、それぞれに自由に、好きなように追求している人が多い。
日本にある独特の”世間体”とか”世間の目”というようなものでしょうか。たぶん実際に自分のこと気にしている人なんてそんなにいないはずなのに、なぜか周りからの見られ方が気になってしまうという癖、良い面とそうではない面両方がある日本人独特の考え方のひとつかなと思います。
でもICUの人たちは、良い意味でも悪い意味でも、基本的に周りの目を気にしていない。興味があれば、ひとりでも新しい世界にどんどん飛び込んでいくし、いろんな分野を追求している人がいて、お互いに干渉し過ぎず、でも何となく刺激しあっている、そんな環境。
私はご説明の通り日本で生まれ育ち、普通の日本の教育を受けてきて、どこかで周りを気にして自分を抑えていた部分があったんだと思います。本当は自由に、自分の思う通りに動いてみたかった。ICUに来て、そういう仲間に出会って、私自身、私が興味があることを誰の目も気にせず、とことん追求することが出来るようになりました。

そんなICU生活で出会った大切なお友達。
仕事を頑張っていたり、夢をかなえたり、結婚したり、子どもが生まれたり。。
卒業して8年ぐらいたったので、それぞれの状況は様々になってきましたが、これからも末永くお付き合い頂きたい大切な友人たち。

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あの時の自分があったから、今の自分がいる。
ICUに進学しなかったら、今の自分にはきっとなっていなかったと思います。
だからICUが今でも大好き。

長くなったので、ICU時代の友人で、アメリカでプロの総合格闘家になったRoxyのことはまた別の記事で。。
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