Girls Bee Ambassador インタビュー【田中 翔子】

田中 翔子    Shoko Tanaka
インタラクションデザイナー
shoko
blog:https://note.mu/shokolog711

これまでのご経験について教えて下さい
「才能は継続じゃけぇ」という言葉を胸に、今に至ります。

小学生のとき、図画工作の時間に作ったダンボールのスリッパが市の美術館で展示され、自分の作品を多くの人に見てもらう喜びを感じたことがデザイナーを志す原点となりました。
子どもの頃からプラモデル好きな父に影響を受け、ものづくりというのは自分の身近にあるものでした。図画工作したり部品を組み立てたり、自分の頭の中で考えたものを実際に作るという作業がとても楽しかったです。

中高一貫の私立に通ってましたが、自分は学歴を求めて大学に進むことに全然興味がなくて、自分が楽しいと思えることをやり続ける刺激的な人生を送りたいと常に考えていました。
この時にギターを始め、アウトサイダーなギターの先生にかなり影響を受けました。学校はなんだか窮屈だったので、ギターを弾いている時だけが自分らしくいられる居場所だったのかもしれません。ギターで曲を作って表現することも楽しく「将来はなにかモノをつくる仕事に就こう」、とこの時強く思っていました。おそらく、モノをつくる仕事に就かないと、私は社会的に生きていきていけなかった気がします。(笑)

美術大学に進んだのも、変な人がいっぱいいそうだし、自分と同じようにモノづくりが好きな人たちが集まった場所なので、おそらく楽しいだろうという理由です。思った通りで、在学中は好きなことを楽しく学び、刺激的な毎日を過ごしました。美大の4年間で出会った友達、先生、作ってきたモノ、感じたことなどは、今でも貴重な財産です。

卒業した後は、憧れていたデザイン大国北欧、デンマークに短期間留学しました。25カ国ほどの人たちが集まり、同じ屋根の下で勉強しましたが、国は違えど「自分たちがデザインをしたもので社会を良くしよう。新しい価値を創造しよう。」という想いは全世界共通でした。そして一緒に学んだ仲間達は今も各国で活躍しています。私も日本人のデザイナーとしてできることはなんだろうと、日々模索しています。

現在はインタラクションデザイナーとして、アプリのデザインをしています。約6×10.5cmくらいの小さな画面の中を日々デザインしていますが、画面の向こう側にある人の活動や体験をデザインしている、と常に意識しながらお仕事しています。もしかしたらアプリを通して、使う人の人生を大きく変えるような体験を私はデザインしているかもしれない、と思いながら。

今携わっているのは、女性向けのアプリです(今詳しくお伝えすることはできないのですが、おそらくGirls Beeのみなさんがご存知のサービスです!)。半年くらい関わっています。もう少しでアプリリリースです!リリースしたら告知するので、是非使ってみてください。

自分の好きなことでごはんを食べていけるか不安でしたが、昔、美術予備校の師匠に「才能は継続じゃけぇ」と言われました。この言葉を胸に好きなことをやり続けていたら、今に至ります。今後も自分がつくったものを社会に届け、新しい価値や体験を創造していきたいです。

Girls Beeでの活動を通じて得たものは?
『なりたい』を叶えるプロセスはデザインと同じです。
なりたい姿を明確にイメージすることってすごく大事だと思います。

製品開発のアプリハッカソンというイベントで、初めて代表の小川麻奈さんとお会いし、かれこれ2年くらいお付き合いをさせていただいています。エネルギッシュな麻奈さんの近くにいると、自分のやってみたいアイデアがポンポンと浮かんできて、いつも良い刺激を受けています。麻奈さんに相談するとやりたかったことが本当に実現できそうですし、ポジティブな気持ちをいただけます。

麻奈さんのお話を聞いて気づきましたが、『なりたい』と人生の夢を叶えることと、デザインのプロセスって全く一緒だと思います。デザインするときって、最初に「こんなモノをつくりたい!」とゴールとコンセプトをはっきり決めます。そのゴールとコンセプトを実現するために、一つ一つの要素、たとえば、色だったり、フォントだったり、カタチだったりを具体的に決めていきます。ゴールやコンセプトが明快だと、だいだい良いモノができます。逆にゴールやコンセプトが不明瞭だと全体がブレいき、いいモノはつくれません。人生も同じことと思います。なりたい姿(=ゴール)を明確にイメージして、どういう服を着たり、どんな人に会ったり、どんなものを見るかなど、一つ一つを決めて行動していくことで、きっとなりたい姿になれると思います。

今後どのようななりたい像を描いていますか?

Macを持って、世界を転々としながらデザインしたいです。

「自分の好きなことをやり続ける刺激的な人生を歩んでいきたい。」本当にこの一言に尽きます。では、自分は何が好きなのか。私は人間が表現したもの、本気で生み出したものが好きです。人間が創造したものに、気持ちを動かされるのが好きです。本気で作った映画、アート、文学、音楽、舞台は感動して、涙が出ます。素晴らしいデザインに触れれば、作った人の愛情を感じます。
今やりたいことは、世界中、時代を問わず、人間が創造したものを旅しながら見て回って、感動して、自分も美しいモノ、人に役立つモノをつくり続けたいです。Macを持って。

そして、私と一緒に制作するとめっちゃ楽しいし、何かおもしろそうなことができそう!、必ずいいモノができる!、と言われ続けるデザイナーでいたいです。尊敬するクリエイターはみんなそんな方々なので、私もそうなるよう心がけています。どこにいても、自分自身、そして自分のつくったもので、プラスなエネルギーを発信し続けたいと思います。


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